2008年12月17日水曜日

鶴岡八幡の御神楽(御鎮座記念祭)

昨日 12月16日  鶴岡八幡の御鎮座記念祭を見てきました。

本来 御神楽は 一般公開はされていなかったのが、 昭和55年国立劇場での公演をしてからだそうです。
したがって、ライトアップもされず、かがり火のみで、非常に幻想的でした。
(ただし 途中で ヘリコプターが上空を爆音と共に 通過していきました。 撃ち落としたくなる)

17時半より 祭官が入場、階段を上り 本殿で 祭儀。
その後 神楽笛と篳篥、和琴による、神楽 「阿知女作法」「弓立」 (舞人なし)

その後 舞姫4人による「宮人曲」



鶴岡八幡の解説

建久2年11月21日の遷宮の日、頼朝公は束帯、帯剣の正装で参列し、「吾妻鏡」には「好方、宮人曲を唱し、頗る神感の瑞相あり」と記されている

とあり、 その「宮人曲」の復元として、 舞われました。

舞としては 巫女舞の 「豊栄の舞」に近いかな。

最後に 「其駒」

撮影には苦労しますが、 その分 800年の歴史を感じることも出来ます。

宮中の賢所でも、 ほぼ同じような感じで 御神楽が行われるのでしょうか!?
今年は12月15日 「賢所御神楽の儀」が行われましたが、天皇の体調を心配して、出席しなかったようです。平成になってからは初めてのことだったようですね。

2008年11月10日月曜日

多度雅楽演奏会

11/9 桑名にある、あげ馬神事で有名な多度大社の関連 雅楽団体 多度雅楽会秋の舞楽会を撮影してきました。
当日は 朝10時から、開演ですが、それまでに 大太鼓を組んだり、舞台設置で大忙し。
お天気が気になったのですが、なんとか 降られずに 大太鼓も組めます。
この大太鼓 東京オリンピックの時に聖火台の横に設置されたもので、当然レンタル。
雨に濡れたら、皮や彩色がはげて、修理だそうで、宮本卯の助商店さんもひやひやでした。

 演目もすごい。 その前に振鉾三節もあるし。
○舞楽10曲
 (午前)納曽利、迦陵頻、貴徳、蘇莫者
 (午後)還城楽、胡飲酒、胡蝶、輪台・青海波、敷手、陵王
終わったのは15:30。 お疲れ様でした。 撮影も疲れたけれど。
まだ習い始めて、日の浅いメンバーも多い中、大太鼓を借りて、これだけの舞楽が出来るのはすごいことです。たしかに演奏も、舞も ええ!!と思うこともありましたが。

鹿鳴館の設計で有名なイギリス人建築家ジョサイア・コンドル設計 設計の洋館も美しかったです。

来年も 舞楽会はしたいけれど、大太鼓を借りるには 予算的に厳しいとのこと。
カンパを募っているので、多く集まると良いですね。

2008年11月4日火曜日

11/9桑名 多度雅楽会演奏会

                      宮本卯の助の大太鼓
11月9日に桑名の重要文化財 六華苑(洋館は鹿鳴館の設計で有名なイギリス人建築家ジョサイア・コンドル設計による)で行われる多度雅楽会の演奏会があります。
このところ、毎週末は演奏会の撮影ですが、これが最後でしょう。桑名まで行ってきます。

なんと言っても、舞楽10曲  やります。
 (午前)納曽利、迦陵頻、貴徳、蘇莫者
 (午後)還城楽、胡飲酒、胡蝶、輪台・青海波、敷手、陵王

しかも 6/2に 雅楽道友会も借りた、宮本卯ノ助の大太鼓も レンタル。
(それだけで100万円はかかる)

一番心配は 雨ですね。

晴天の中 大太鼓をバックに 舞楽が見れたら最高ですね。



<雅楽演奏会のお知らせ>

桑名 六華苑 秋の舞楽会(みえ文化芸術祭)

「文化芸術による創造のまち」文化庁支援事業
源氏物語千年紀「青海波と胡蝶の舞」を上演予定

日時:11月9日(日)10時~14時
主催:三重県、多度雅楽会
後援:文化庁
共催:桑名市文化・スポーツ振興公社

入場無料(入苑料必要)

2008年11月3日月曜日

11/2雅楽翠篁会の第6回演奏会


11月2日 奈良100年会館で行われた、雅楽翠篁会の第6回演奏会の撮影に行ってきました。
雅楽翠篁会は暗譜が基本。 他の楽器を意識しながら、音がキレイに合っているので、すばらしい。また100年会館の響きもいいです。


管絃・催馬楽には 翠篁会会長で、日本芸術院会員の東儀俊美先生が、今回は 箏 で出演。
撮影で 真剣に聞いてはいなかったが、曲全体のテンポの運び方は、箏が引っ張っている感じで、なかなかすばらしかった。


左方 双調 春庭花 


右方  高麗双調 蘇志摩利
今回の目玉 蘇志摩利  長い間、絶えて、近年になって再興された、珍しい曲です。
一臈は宮内庁楽部主席楽長の豊 英秋先生が賛助出演されます。
豊 英秋先生も蘇志摩利は平成13年以来だそうで、その時は 笠がひもに引っかかって、一人だけかぶることが出来なかったと言っていた。
今回は 無事に笠もかぶれた。

最後に東儀先生が挨拶したが、来年も10月30日に演奏会をするそうです。 

2008年10月27日月曜日

天理大学雅楽部 天理公演


10月25日 行ってきました。 土曜日と言うこともあり、けっこう満員でした。
今年も 源氏物語シリーズ8弾 想思千七年・源氏物語Ⅷ ~幻の巻より~
最近メディアでも源氏物語を取り上げることが多く、雅楽部の舞もNスペの中で方円されるそうです。



定番の伎楽は 「獅子」 
まあ特に目新しいところはないが、得意な演目なので、なかなかよかったです。


今回 舞楽 高麗壱越調  狛犬の舞を復元を試みたようだ。
曲自体は 芝祐靖先生が復曲(カナ付け)されている。

もともと獅子のつがい舞なので、伎楽「獅子」と合っていて良いかも。


とりは やはり源氏物語には欠かせない、盤渉調「青海波」

源氏物語での「青海波」の位置づけは、Blog「源氏物語」がいろいろ調べてあって、すばらしい。

演奏も この期の最初の演奏会にしてはまあまあまとまっていた。
それは直前に韓国公演があったからでしょう。

11月16日は京都公演もあるので、現役の方 頑張ってください。

雅楽部のサイト

2008年10月15日水曜日

雅楽道友会 管絃祭


昨日 14日は 以前お知らせした、雅楽道友会の 乃木神社における、管絃祭を撮影。
雨ではあったが、立ち見のでるくらいの満員でした。

時間前で控え室にて、待機するのですが、サンドイッチなど用意されていました。
無料なのに、いろいろ サービスされます。

18時 まずは 乃木神社宮司 の 祭文奏上、玉串奉献、雅楽道友会会長の玉串奉献など、神事があり、その後 管絃 壱越調 「入破」 朗詠 「徳是」  管絃 壱越調 「酒清司」  と演奏。

弦は 3面ずつ あり、なかなか響いていたのですが、雨の中野外での演奏なので、音が下がるのをちょっと手こずっていた様子。


その後 本日のメインイベント  「採桑老」 日本芸術院の東儀俊美先生が復元、 ご自身で舞われ、いままでのホールと違って、場所柄とも相まって 幽玄の世界がひしひしと感じました。


最後に 右方 「白濱」 4人舞ですべて女性が舞っていました。

2008年10月12日日曜日

第6回 雅楽翠篁会演奏会


雅楽翠篁会の第6回演奏会が 11月2日 なら百年会館で行われます。
楽部の豊 英秋先生が高麗双調「蘇志摩利」舞人一臈で賛助出演されます。

2008年11月2日(日)

 会 場 
なら100年会館大ホール ※アクセスmap
 開 場 
午後1時30分
 開 演 午後2時
 入場料 前売 3,000円・当日売 3,500円
       学生 2,000円(全席自由)
主催(財)奈良市文化振興センター
     雅楽翠篁会


管絃
   双調 柳花苑  酒胡子
歌物
  催馬楽 席田
舞楽
  右方  高麗双調 蘇志摩利
  左方  双調    春庭花

 入場料 前売 3,000円・当日売 3,500円
       学生 2,000円(全席自由)

2008年10月4日土曜日

10/25天理大学雅楽部天理公演

我が母校である、天理大学雅楽部の定期公演が地元の天理で行われます。
まあ 京都、大阪、東京と ほぼ 同じ演目で 公演をするので、ご近所で聞いていただければよいかと思います。

平成二十年度天理大学雅楽部定期公演
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 テーマ  想思千七年・源氏物語Ⅷ
                   ~幻の巻より~
 曲 目 伎楽  獅子
     管絃 壱越調     春鶯囀入破
     謡物 催馬楽     石川
     舞楽 高麗壱越調  狛犬
         盤渉調     青海波


  200年10月25日(土)
   開場18:00 開演18:30
  ところ 天理市民会館
  当日1,500円(前売り1,000円)

詳細はこちら

2008年10月2日木曜日

10/14雅楽道友会演奏会


雅楽道友会 の 演奏会です。 
日本芸術院の東儀俊美先生が採桑老を舞われます。
ちなみにチラシに写真つかってもらいました。

日時 平成20年10月14日(火)
祭典:午後6時~
開演:祭典終了後
演目 管絃
壱越調
「入破」
朗詠 「徳是」
「酒清司」
舞楽
右方 「白濱」
左方 「採桑老」
場所 乃木神社
出演 雅楽道友会
主催 乃木神社
料金 無料
連絡先 乃木神社 http://www.nogijinja.or.jp/
ひと言 採桑老の舞人は当会顧問の東儀俊美師です。
年々ご観覧の方が増えています。椅子席のご用意はありますが、先着順となりますことをご了承下さい。

2008年9月17日水曜日

14日 下神明天祖神社で行われた、雅楽道友会の奉納演奏を撮影しました。

奉納 平調「越殿楽」(荏原第三中学の学生達と共演します)
奉納巫女舞 「浦安舞」
舞楽 「登殿楽」
舞楽 「陵王」

2008年9月12日金曜日

週末14日の雅楽

いよいよ今週末もいろいろあります。

ぼくは品川の下神明に撮影で行きます。

下神明天祖神社 (こちらのサイト

日時 : 平成20年9月14日(日) たぶん19時以降
演目 : 奉納 平調「越殿楽」(荏原第三中学の学生達と共演します)
奉納巫女舞 「浦安舞」
舞楽 「登殿楽」
場所 : 下神明天祖神社
出演 : 雅楽道友会
主催 : 下神明天祖神社
連絡先 : 下神明天祖神社
品川区二葉1-3-24   TEL: 03-3782-7349

日枝神社 (こちらのサイト


平成20年9月14日(日) 日枝神社神苑にて
開場 午後5時半  開演 午後6時

 管 絃 雙調音取(そうじょうのねとり)
   鳥 急 (とりのきゅう)
   武徳楽 (ぶとくらく)
 神楽舞 剣の舞 (つるぎのまい)
     日枝の舞(ひえのまい)
     悠久の舞(ゆうきゅうのまい)
 舞 楽 振 鉾 (えんぶ)
     甘 州 (かんしゅう)
     敷 手 (しきて)

2008年9月8日月曜日

北澤八幡神社での舞楽

昨日 9月7日 下北沢にある、北澤八幡神社の例大祭で 雅楽道友会 による舞楽の奉納がありました。
当日は雷雨で 傘を差しての鑑賞でした。 写真は神社ガールスカウトの 右方「胡蝶」
北澤八幡神社の神官さんも 元雅楽道友会でしたので、昔から ガールスカウトの子どもたちが練習の成果を発表しています。


雅楽道友会 会員による 舞楽 右方 「抜頭」
舞台が つるつるで 滑るのをおさえるので、舞が小さくなってしまったと言っていましたが、
見ていても 落ち着いていて、よかったです。


とりは 左方 「陵王」 

来週 9月14日は 品川の大井町にある 下神明天祖神社での演奏です。

演目 : 奉納 平調「越殿楽」(荏原第三中学の学生達と共演します)
       奉納巫女舞 「浦安舞」
       舞楽 「登殿楽」
場所 : 下神明天祖神社
出演 : 雅楽道友会

2008年7月20日日曜日

8/4篝の舞楽(かがりのぶがく)



大阪の四天王寺で2008年8月4日 「篝の舞楽(かがりのぶがく)」 と題して 四天王寺の中庭で
演奏会があります。
夜7時より かがり火で 行われる 舞楽は 幻想的でしょうね。

式次第は
一、挨拶            五、北庭楽(ほくていらく)〔舞楽〕

二、振鉾(えんぶ)〔舞楽〕    六、蘇利古(そりこ)〔舞楽〕

三、献灯献茶          七、 蘇莫者 (そまくしゃ)〔舞楽〕

四、篝の火入れ        八、長慶子(ちょうげいし)〔雅楽〕




・開催日時
平成20年8月4日(月) 19:00~21:00 (開場 18:30)

・料  金
鑑賞券 500円  茶席券 1席500円
事前の申込み不要。当日受付にて鑑賞券・茶席券を販売いたします。

・会  場
四天王寺伽藍内講堂前庭(受付は伽藍西重門) 
〔雨天の場合〕五智光院(ごちこういん)→篝火はありません。

・演  奏
天王寺楽所 雅亮会

・後  援
四天王寺

・問い合わせ先
天王寺舞楽協会事務局 

・住  所
〒543-0051大阪市天王寺区四天王寺1丁目11番18号 四天王寺内

・電話番号
06-6771-0066

・FAX番号
06-6773-4921


詳細は「篝の舞楽(かがりのぶがく)」 のリンクにあります。


四天王寺のサイト

2008年6月10日火曜日

6/23 十二音会演奏会

楽部の若手中心の 十二音会の演奏会です。
雅楽道友会からも出演しています。

東京文化会館小ホール
全席自由 4,000円

管絃
平調音取
林歌
朗詠 松根
小郎子

舞楽
胡飲酒
抜頭

2008年6月4日水曜日

第一回 雅楽道友会演奏会

薗廣教記念  東儀俊美 監督・出演  第一回 雅楽道友会演奏会

撮影に行ってきました。


管絃 平調 三臺塩急
    新豊(朗詠)
    太食調 輪鼓褌脱


三臺塩急はパワーがあり、それでいてまとまっている演奏で、良い感じ。
うたものは 吹き納めには必ず、練習してきた成果が出たようで、なかなかの出来でした。ちょっと二番手が頑張りすぎたかなと思ったが、なんとか最後まで行きましたね。
輪鼓褌脱 は テンポ良く 軽快でした。








舞楽 左方 喜春楽

華やかな四人舞

冠に ナデシコの生花がつけた 女性が舞いました。

ちょっとしたハプニングもあったが、大太鼓の響きにのって、感動ものでした。











右方 還城楽

この曲は 大太鼓を使うために、選曲したようだ。

なんと言っても 大太鼓のズドーンと響き渡る音に合わせた、舞がすばらしい。


最後は長慶子でお見送り。
両方の大太鼓と鞨鼓と三ノ鼓での大合唱。

視覚的にも、音響的にも 最高でした。

ほかの団体も 是非とも 大太鼓をレンタルしましょう。
みんなが借りれば、もっと安くなるはず。

すくなくとも五〇〇〇円以上の演奏会にはあってしかるべきでは。

2008年4月30日水曜日

明治神宮 春の大祭 舞楽

いつも4月29日は小田原を離れられないので、見に行かれませんが、明治神宮の春の大祭で舞楽が舞われました。

やはり舞楽は舞台ではなく、こういった野外の舞楽舞台で行われるのがいいですね。

右方「振舞(えんぶ)」
左方「振舞(えんぶ)」
「五常楽」
「延喜楽」

いつかは見に行きたいですね。

秋は行こうと思っています。

2008年4月22日火曜日



昨年12月17日の春日御祭り撮影した舞楽「貴徳」が
ACCUアジア太平洋ESDフォトメッセージ・コンテスト『明日への手紙2007』(リンク)
に入賞しました。
上野の森美術館 で以下の期間 展示されます。
2008年5月1日(木)~5月19日(月)
10:00~17:00(最終日のみ~15:00)
上野の森美術館 1階ギャラリー 【入場無料】




2008年3月17日月曜日

またまた引っ越し

また引っ越ししました。

以前のblog は こちら  です。